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永代供養墓① ――  永代供養墓=合同墓?

近年、お墓探しにおいて「永代供養墓(えいたいくようぼ)」という言葉をよく見かけるようになりました。インターネット上のお墓探しのポータルサイトでも、「一般墓」「納骨堂」「樹木葬」「永代供養墓」というカテゴリ分けが多く見られます。

こういった分類の中で、「永代供養墓」はしばしば「合同墓」と同じものとして扱われることがありますが、厳密には永代供養墓と合同墓は同じ意味ではありません。

〔合同墓とは〕
合祀墓(ごうしぼ)、または合葬墓(がっそうぼ)とも呼ばれます。個人や家族ごとの墓石を持たず、他人と同じ墓石や墓廟を共有する形式のお墓です。個々の墓標はなくても、合同墓の脇に添えられた墓誌や廟誌に名前を記銘できるものもあります。「納骨堂」や「樹木葬」とともに、お墓の形態(ハード面)を指す言葉です。

〔永代供養墓とは〕
遺族の代わりに寺院や霊園の管理者が遺骨を永代に亘って管理・供養してくれる、「永代供養」が付いているお墓です。この「供養」は仏教的な行為であり、基本的には寺院が仏教の儀礼に基づいて祭祀を行うことを意味します。
「合同墓」がハード面を指す言葉であるのに対し、「永代供養墓」はソフト面を指す言葉、と考えると理解しやすいかもしれません。「納骨堂」や「樹木葬」「合同墓」といった形態に関係なく、”永代供養を受けられるシステム”になっているお墓が「永代供養墓」です。

なお、「一般墓」は、多くの方が “お墓” と聞いて連想されるような、主に縦長の形状のものを指しますが、“代々受け継ぐお墓 (代々墓) ” という意味の、ソフト面を指す言葉として使われることもあります。

「アンカレッジの樹木葬」も永代供養墓の一つで、将来的にはご遺骨は合同墓に収められますが、一定年数の間は個別の墓標を持つことで、従来の家墓と同じような感覚でお参りできる形式を取っています。「永代供養墓=合同墓 “だけ”」と思い込むと、希望に合ったお墓を見つけるのが難しくなる可能性もあるため、注意が必要です。

**アンカレッジでは、個別の墓標を設ける永代供養墓「アンカレッジの樹木葬」に加え、個別の墓標のない永代供養合同墓のご案内も開始しました。**
「アンカレッジの合同墓」Webサイトはこちら

代々墓と永代供養墓の違い

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